安全衛生 7月 2

技術の進展とともに安全についても考え方が変わってきている。一番顕著な例は新幹線と原発である。両方技術の発展の結果生まれたきたものだが、社会の受け入れ方が180度異なる。陸上の乗り物とはいえ時速300km以上の高速で走行するのは安全上かなりのリスクを伴う。にもかかわらず当たり前のように使っている。新幹線に乗るたびにいつも事故についての一抹の不安を感じるのだが、乗客はリスクをコントロールされていると考えている。ひとたび大きな災害が起きると英知を持って乗り越えてきている。原発で思うのは、大きな技術の進展には安全に対する真摯な取り組みが必要だ。