港湾運送事業で船内の作業をするときに注目しなければならない重要な事がある。それは作業現場が水平でないことである。建設業では移動式クレーンの転倒が大きな危険要素と同じように本船の揚貨装置を使っての荷役には、たえず傾きが付きまとう。この事故事例で大きなものは最近ではセウォル号の転覆事故だろう。船内の貨物は傾いた側に動き更に傾きが増す。そして転覆する。
本船荷役で貨物を吊り上げるときも傾きがでて吊り上げたときに貨物を振ってしまう。また、吊り上げた貨物を本船内に振るときにも傾きが戻り貨物を振る原因になる。

港湾運送業の事業所でもこのことによる事故は発生している。